
ドイツで、車を購入しようとしているんだけど、自動車保険はどれを選べばいいのかな?

自動車保険は日本と違う部分も多くてわかりにくいですよね。でもご心配なく!ドイツの人のあいだで一番人気の自動車保険の選び方を詳しく解説しますね。
ドイツで車を所有・運転するには、自動車保険(Kfz-Versicherung)の加入が法律で義務付けられています。
日本とは制度や手続きが異なるため、特に初めての方には戸惑うことが多いです。
そこで本記事では、自動車保険の基礎知識から登録方法、そしてお得な保険の選び方までを詳しく解説します!
ドイツには自動車保険の選択肢がたくさんあるので、ほとんどの人が「Tarifcheck(タリフチェック)」という自動車保険比較サイトを使って、自分にあった保険プランを探します。

このサイトは使いやすく、一番お得なプランを探しやすいのですが、ドイツ語にしか対応していません・・・。
なので、本記事ではそのサイトの使い方も詳しく説明しますね。
- ドイツで車を購入したあとに、車の登録をおこなうには、自動車保険の加入が必須
- ドイツは日本以上に自動車保険プランが豊富で自分にあったプランを探すのが大変
- 普段買い物でしか車を使わない人、通勤で毎日使う人、よく週末に車で旅行する人など、使い方によって一番お得なプランが異なるので、プランの比較はとても大事!
- Tarifcheck(タリフチェック)というドイツ最大手の比較サイトを使えば、自分に一番あったお得なプランが探せる
- Tarifcheckは他社より聞かれる情報が多く、答えるのが少し大変だけど、その分、自分にぴったり合うもっともお得なプランを提案してもらえるので、結果的に大幅な保険料節約になる
ドイツの自動車保険の基礎知識
ドイツでの車購入から利用開始までの流れ
- 1. 車を選ぶ・購入する
- ディーラー、新車販売店、個人売買(中古)、オンライン(mobile.deやautoscout24など)で購入。
- 購入時に車両登録証(Fahrzeugschein・Fahrzeugbrief)や検査証明(TÜV)があるか確認。
- 2. 保険(Kfz-Versicherung)に加入する【今回の説明はここ】
- 車の登録に必須。自動車保険会社に申し込むと「eVB番号(電子保険確認番号)」が発行される。
- この番号があれば、車の登録が可能。
- 3. 車の登録(Zulassung)をする
- 地元の「Zulassungsstelle(登録局)」へ行く。
- 必要書類:eVB番号、ID、住民登録証、車検証、購入契約書など。
- 新規登録の場合はナンバープレートをここで取得(好きな番号を選ぶことも可能)。
- 4. ナンバープレートを作成
- 録局の近くにあるプレート屋さん(Schildermacher)で作成。10~20ユーロほど。
- その後、登録局で正式に車両登録を完了
- 5. 税金と保険料の支払い
- 車両税(Kfz-Steuer)は毎年徴収、最初に銀行口座から引き落とし登録をする。
- 任意保険(Haftpflichtは強制)も月払いまたは年払いで支払い開始。
- 6. TÜV(車検)が必要な場合は実施
- 中古車などで、TÜV(定期検査)の有効期限が近い場合は検査が必要。
- 合格しないと公道で走れません。
- 7. 運転開始!
- 登録と保険が済めば、公道での運転が可能です。
ドイツの自動車保険の保険料目安(車種別)
保険料は、車種や使用目的によって大きく異なります。
一般的な目安をあげておきますね。
車種 | 使用目的 | 年間走行距離 | 保険料の目安(年間) |
---|---|---|---|
コンパクトカー | 通勤・買い物 | 10,000km | 約€500~€800 |
セダン | 通勤・旅行 | 15,000km | 約€700~€1,200 |
SUV | 家族用・旅行 | 20,000km | 約€900~€1,500 |
スポーツカー | 趣味・週末利用 | 5,000km | 約€1,200~€2,000 |
※保険料は、運転者の年齢、運転歴、居住地などによっても変動します。
ドイツの自動車保険の種類とその違い
ドイツの自動車保険は主に以下の3種類に分かれます。
保険種類 | 日本語訳 | 補償内容 | 一般性 | おすすめの方 |
---|---|---|---|---|
Haftpflicht | 自賠責保険【義務】 | 他人への損害賠償(人身・物損) | ★★★ | 全ての車両所有者 |
Teilkasko | 部分任意保険【任意】 | 火災、盗難、自然災害、動物との衝突など | ★★ | 中古車所有者、予算重視の方 |
Vollkasko | 全面任意保険【任意】 | Teilkaskoの内容+自己過失による損害、当て逃げなど | ★ | 新車所有者、ローン利用者 |
Haftpflicht(自賠責保険)は法律で義務付けられており、全ての車両に必要です!
Teilkasko(部分任意保険)やVollkasko(全面任意保険)は任意ですが、車両の価値や使用状況に応じて選択しましょうね。
ドイツの自動車保険サービスの比較サイト
お得な自動車保険を選ぶには比較することが絶対必要!
ドイツの自動車保険料は高額になることが多いです。
でも、補償内容をしっかり確認し、必要な補償を選ぶことで、保険料をぐっとおさえることも可能。
例えば、自己負担額(Selbstbeteiligung)を設定することで、保険料を抑えることができます。
また、年間走行距離を正確に申告することで、無駄な保険料を避けることができます。
そして、それ以上に大事なのは、自分に一番あったプランを選ぶことです!
ドイツで自動車保険を探すときはTarifcheckかVerivoxを使おう
ドイツでは、自動車保険を提供している会社は500社以上あります。
これだけ多いので、自分の利用目的にあった保険を探すだけでも一苦労。
そのため、いくつかの会社が自動車保険の比較サイトを運営していて、とても便利です!
ドイツの方は大体、「Tarifcheck」か「Verivox」のどちらかを使っています。
どちらのサービスも無料で利用でき、複数の保険会社のプランを比較することができます。
Tarifcheckの方がサイトが使いやすくておすすめ!
以下では、「Tarifcheck」と「Verivox」の比較サイトの特徴を表にして比べてみました。
サービス名 | 特徴 | 利用言語 | 比較可能な保険数 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
Tarifcheck | シンプルな操作性、eVB番号の即時発行 | ドイツ語 | 約330社 | 最大€850の節約可能、1クリック解約サービスあり |
Verivox | 詳細なフィルター機能、豊富な情報提供 | ドイツ語 | 約500社 | 多様な保険会社との提携、詳細な比較が可能 |
2つのうち、私がおすすめしたいのは、間違いなく「Tarifcheck(タリフチェック)」です。

なぜなら、
- 操作が簡単:必要な情報を入力するだけで、最適な保険プランを提案
- eVB番号の即時発行:車両登録に必要な番号をすぐに取得可能
- 最大€850の節約:複数の保険会社を比較することで、最もお得なプランを選択可能
- 1クリック解約サービス:既存の保険を簡単に解約し、乗り換えがスムーズ
など多くの特徴をもっているからです。
ただ、問題があって、それはTarifcheckのサイトはドイツ語のみで提供されていること(Verivoxも)。
なので、ドイツ語が苦手な方でも安心して利用できるよう、必要な用語や手順を以下に詳しく解説しますね。
ドイツの自動車保険の最大手比較サイトTarifcheckの使い方ガイド
Tarifcheckを使う前の事前準備
Tarifcheck(タリフチェック)で保険を比較する際、以下の情報を事前にまとめておくと、サイトを使うのがスムーズになります。
- 車両情報:メーカー、モデル、初登録年月日、車両識別番号(HSN/TSN)。車両登録証(Fahrzeugschein)があればスムーズです!
- 運転者情報:保険に入る人すべての個人情報。たとえば、生年月日、日本の自動車運転免許を取得した日(免許証の左下に「他」とあり、その日付が取得日)、ドイツでの自動車保険歴・事故歴など

引用:Tarifcheck公式ホームページ:
正直、このサイトに入力する必要項目はかなり多くて、大変なんですよね。
でも逆に言えば、これほど細かく情報を入力しているからこそ、自分に一番あったお得な保険プランを見つけることができるんです。
Tarifcheckの使い方 徹底解説!
まずは、以下のボタンをクリックして、Tarifcheck(タリフチェック)の自動車保険比較ページにアクセスしましょう。

- 次に、画面左の真ん中のあるチェックボックスのどちらかにチェックを入れましょう。
- 中古車なら左を選びます:Bestehendes Auto
- 新車なら右を選びます:Neu angeschafftes Auto
- 「Jetzt Kfz-Tarife vergleichen(今すぐ自動車保険プランを比較する)」を選びます。
- そうすると、次のような「Situation(状況)」セクションに移ります。

- ここでは、いつから保険をはじめたいかなどをカレンダーから選び、「Weiter」を押します。
- 次の「Ihr Auto(自動車情報)」セクションでは、保険に入る自動車の情報を詳しく入れます。

- 車両登録証(Fahrzeugschein)に基づいて情報を入れるなら左のチェックを選びます。
- 次に、HSNとTSN(車両識別番号)、Erstzulassung(初登録年月日)を入れます。
- HSN:0603(メーカー:BMW)
- TSN:ACN(モデル例:BMW 320d)
- 次に、おおよその新車価格(Ungefährer Neuwert)を入れます。
- 注意!ここは千の位からいれます。つまり、価格が5万ユーロ(=50千ユーロ)だったら、「50」とだけ書きます。
- なお、ドイツでは、千の位は「,(コンマ)」ではなく「.(ピリオド)」で区切ります。なので、5万ユーロは50.000ユーロと表記されます(50,000ユーロではなく)。
- 次に、HSNとTSN(車両識別番号)、Erstzulassung(初登録年月日)を入れます。
- メーカーとモデル(Marke und Modell)に基づいて情報を入れるなら左のチェックを選びます。
- 次に、車の使用方法(Nutzung Ihres Autos)のセクションです。

- まず、「通勤を含む私用のみ(nur privat inkl. Arbeitsweg)」、「業務用のみ(nur gewerblich)」、「私用・業務用の両方(privat und gewerblich)」から選びます。
- 次に、「Jähriche Fahrleistung(年間走行距離)」を選びます。
- 以下に大体の目安を書いておきますね。
用途 | おおよその年間距離の目安 |
---|---|
買い物・近場だけ | 5,000〜9,000 km |
毎日の通勤(片道10〜30 km) | 10,000〜20,000 km |
通勤+旅行・週末の遠出あり | 20,000〜30,000 km |
業務・長距離ドライバー | 30,000 km以上 |
- 次に、駐車場所(Nächtlicher Stelleplatz)を選びます。
- よく選ばれるのが、一台用の車庫(Einzelgarage)、路上(Straße, öffentlich)、私有地・会社所有地(Privat-/Betriebstgrund)、駐車場(Parkplatz)、マンションなどの集合駐車場・地下駐車場(Sammel-/Tiefgarage)です。
- 一台用の車庫とは、写真のように一台ごとに別れた車庫のこと。この間の区切りがないと、二台用の車庫(Doppelgarage)となります。
- よく選ばれるのが、一台用の車庫(Einzelgarage)、路上(Straße, öffentlich)、私有地・会社所有地(Privat-/Betriebstgrund)、駐車場(Parkplatz)、マンションなどの集合駐車場・地下駐車場(Sammel-/Tiefgarage)です。


- 次に、駐車場のロック・施錠ができるか(Abschließbar)を「できる(ja)」「できない(nein)」で選びます。
- 次に、購入方法を選びます。
- 一括購入(Barkauf)
- クレジット分割購入(Kredit)
- リース(Leasing)
- クレジットあるいはリース購入の場合、GPA補償付きの保険(クレジット会社が残りの支払いを補償するプラン)がすすめられます。
- 次に、期間限定のナンバープレート(Saisonkennzeichen)かを選びます。
- 普通の車であれば、「いいえ(nein)」で大丈夫です。
- 冬季は使わないキャンピングカーなどの場合のみ、「はい(ja)」を選びます。
- 次に、「保険加入者情報(Versicherungsnehmer (Sie selbst))」のセクションに進みます。

- 性別:男性(männlich)か女性(weiblich)か
- 生年月日
- 日本の自動車運転免許を取得した日
- 免許証の左下に「他」とあり、その日付が取得日です。
- 自動車運転免許を取得した国:Japanと入れましょう
- 家族状況:未婚(ledig)か既婚(verheiratet)
- 職業:会社員(Angesteller/主に月給制)や作業員(Arbeiter/主に時給・週給制)など
- 住所の郵便番号
- 「ドイツの交通違反ポイントがあるか?(Punkte in Flensburg)」
- ドイツの交通違反ポイントがある人は「はい」と答えましょう。
- 「この車以外に普段使っている車がありますか?(Regelmäßiger Zugriff auf weiteres Auto)」
- 今回保険に入る車以外に、家族の車を普段使っているなら「はい」と答えましょう。

- 次は、「保険に加入する車を運転する人(Fahrer Ihres Autos)」セクションです。

- まずは、「運転する人(Fahrer des Autos)」を選んでいきます。
- 保険者本人のみ(Versicherungsnehmer)
- 保険者本人以外もあり(Versicherungsnehmer und weitere Fahrer)
- 「運転する他の人の名前をあげられますか?(Können Sie die weiteren Fahrer angeben?)」
- 家族や子どもも運転するなら、「はい」を選択し、そこに個人情報を入れていきます。
- 他の人も運転するけれど、それぞれの人をいちいち登録せずに、誰でも運転できるようにする(誰が事故を起こしても補償されるようにする)には「いいえ(nein (beliebige))」を選択します(その分、保険料も高くなります)。
- 「運転する他の人の名前をあげられますか?(Können Sie die weiteren Fahrer angeben?)」
- 次に、「車の所有者(Halt des Autos)」を選びます。
- 保険加入者の場合は「Versicherungsnehmer」を選びます。
- その他に、配偶者、親、などが選べます。
- 次に、「過去のドイツでの自動車保険の状況(Ihre Vorversicherung)」のセクションに記入していきます。

- 「過去にドイツで自動車保険に入っていて、無事故割引の等級がありますか?」(Vorversicherung / Schadenfreiheitsrabatt vorhanden)
- 今回がドイツではじめての自動車保険への加入なら、「いいえ」を選びます。
- ここでいいえを選ぶと、次の「過去の事故・保険歴 Ihr Schadenfreiheitsrabatt」のセクションはほんとんどスキップされ、「あなた自身、または家族名義で保険に入っている別の車がありますか?(Weiteres Auto auf Sie oder ein Familienmitglied versichert?)」という質問だけが聞かれます。
- 過去にドイツで車を保険に入れていた場合は、「はい」を選び、保険会社と期間を選択します。
- 今回がドイツではじめての自動車保険への加入なら、「いいえ」を選びます。
- 「前の保険は保険会社の都合で解約されましたか?」(Wurde Ihre Vorversicherung durch den Versicherer gekündigt?)
- 何も問題がなかったなら「いいえ」を選びます。
- 解約された(何か問題や事故を起こした)なら「はい」を選びます。
- 次に、「過去の事故・保険歴 Ihr Schadenfreiheitsrabatt」のセクションを埋めていきます。

- 「過去3年間に、保険会社がカバーした事故(保険金を支払った事故)はありますか?」Vom Versicherer regulierte Schäden in den letzten 3 Jahren
- ある場合は、詳細を記載していきましょう。
- ない場合は、いいえを選びましょう。
- 自賠責保険(Haftpflicht)と全面任意保険(Vollkasko)の保険等級(SFK)を選びましょう。
- 保険等級は、当該年度に保険会社保険料請求書に記載されています
- 全面任意保険に加入していない場合は、加入無し(bisher keine Vollkasko)のチェックボックスにチェックを入れましょう
- 「あなた自身か、あなたの家族名義で他に保険に入っている車はありますか?」Weiteres Auto auf Sie oder ein Familienmitglied versichert?
- あなたか同居する家族が、すでに別の車を保険に入れている場合は「はい」を選びましょう
- たとえば「配偶者の車」「あなた自身が2台目を持っている」など。
- 今回はじめて保険に申し込む場合などには「いいえ」を選びましょう
- あなたか同居する家族が、すでに別の車を保険に入れている場合は「はい」を選びましょう
- 最後に、「割引(Rabatte)」セクションです。
- 細かい選択肢が多いですが、多少、適当にしても大丈夫です。たとえば、「sontige …」と「nein」を選ぶ

- Berufsrabatte(職業割引)
- 一部の保険会社では、特定の職業に対して割引を提供しています。
- リストにはあっても、それほど割引にならないこともあるので、ここでは「その他の職業 sonstiger Beruf」を選んでも大丈夫です
- Branche(業界割引)
- 上と同じで、「その他の職業 sonstiger Branche」を選んでも大丈夫です
- Arweistweise(業務割引)
- たとえば、社用車を使わない事務職・内勤であれば、Innendienst (Büroberuf ohne dienstliche Fahrzeugnutzung)を選びます。
- 営業職で外回りのある方は、Außendienst (Handlungsvertreter)を選びましょう
- Kombi-Rabatte(複数契約割引)
- ご自身名義で契約している他の保険を入力してください。最大20%の複数契約割引が受けられます。
- 対象保険:バイク保険、個人賠償責任保険、家財保険、ガラス保険、法的補償保険、傷害保険、健康保険、生命保険、年金保険など
- Weitere Rabatte(その他の割引)
- 17歳未満の子どもが同居していますか?Kinder unter 17 Jahren im Haushalt
- 持ち家に住んでいますか?Selbstgenutztes Wohneigentum
- 公共交通機関の年間定期券を持っていますか?(例:Deutschland-Ticket)Jahreskarte für den öffentlichen Nahverkehr
- BahnCard(ドイツ鉄道の割引カード)を持っていますか?BahnCard-Besitzer
- 自動車クラブ(例:ADACなど)の会員ですか?Automobilclub-Mitglied
- 最後に、規約に同意するにチェックして、「検索結果を表示する(Ergebnis anzeigen)」を選びます。
- そうすると、以下のような画面が出てきますが、ここは「そのまま進める(übernehmen)」でいいです。

自動車保険のプランは上位2つから選べばOK!
お疲れ様でした!これでやっと、検索結果でてきます!
ここまで来れば、もう終わったも同然です。

この段階まで来たら、すでに自分にぴったりな保険プランが表示されていますので、上位に表示される2つのどちらかのプランを選べば大丈夫です。
ここで大事なのは、上位に表示される検索結果は、広告とは関係なく、本当によいものが掲載されていることです。
たとえば、Amazonで商品を検索すると、レビューが良いもののの前に、Amazonが広告料をもらっている会社の標品が上位表示されます。

この例でいえば、左の三つには写真の下に「Sponsored」と書いてあり、それはAmazonが紹介料をもらっているものです。
それらの商品には、クオリティが低い商品が含まれることもあります。
一方、Tarifcheckでは、保険会社から広告料などはもらっておらず、独自のアルゴリズムで、申し込む人に一番あったプランを提示してくれているので、非常に信頼できますよ。
節約派は価格・補償内容バランスプラン、充実派は補償内容重視プランがおすすめ
とはいえ、これだけたくさんあるとどれを選べばいいか迷いますよね。
保険会社のロゴの上に「Preis-Leistungs-Empfehlung」と「Leistungs-Empfehlung」と書いてありますね。
Preis-Leistungs-Empfehlungは、価格と補償内容のバランスを重視した際の一番のオススメです。
Leistungs-Empfehlungは、補償内容を重視した際の一番のオススメです。
たとえば、上の例だと、「DEVK」の「Aktiv-Schutz Kasko-Mobil」というプランは年間費用が600ユーロほど安いですね。
一方、「Sparkassen Direkt」の「AutoPremium mit Werkstattservice」プランは高いですが、その分、そのプランのレビュースコアも高いです(ドイツでは、評価は1.0に近い方が良い評価になります!)
項目 | Preis-Leistungs-Empfehlung (価格・補償のバランス型) | Leistungs-Empfehlung (補償重視型) |
---|---|---|
対象となる方 | コスパを重視したい人 (駐在初心者・単身・若い世代など) | 万が一に備えて、しっかり補償を受けたい人 (家族帯同・高級車所有など) |
保険料 | 比較的安い | やや高めになる傾向 |
補償内容 | 基本的な補償をカバー (必要最低限+α) | より広範囲な補償 (例:自然災害・レンタカー・特別装備など) |
自己負担の有無 | 一部補償では自己負担あり | 自己負担なしの項目が多い |
こんな人におすすめ | 保険料を抑えたい方 車の使用頻度が少ない方 中古車を使う方 | 新車・高額車に乗っている方 長距離・海外旅行も多い方 |
自動車保険の補償内容を最後にもう一度チェック
気になる商品を選んだら、内容を確認しましょう。
この部分は、かなり細いので、正直とばしても大丈夫です。
(細かく条件を追加し、プランをカスタマイズすることはできません)

参考までに、ドイツ語日本語の対訳表を載せておきますね。
ドイツ語-日本語対訳表:自動車保険の補償内容
ドイツ語 | 日本語訳 | 備考・説明 |
---|---|---|
Haftpflicht-Leistungen | 対人・対物賠償責任保険の補償 | |
Deckungssumme pauschal | 一括補償限度額:1億ユーロ | 事故1件あたりの総補償上限額 |
Maximale Deckungssumme je geschädigter Person | 1人あたりの最大補償額:1500万ユーロ | |
Faire Rückstufung im Schadenfall | 損害発生時の公正な等級引き下げ | 保険等級が不利になりにくい制度あり |
Faire Kilometerregelung | 走行距離に関する公正な制度 | 年間走行距離が少なかった場合に保険料を一部返金 |
Auslandsschadenschutz | 海外での損害補償 | |
Grüne Karte | グリーンカード(国際賠償責任保険証明書) | 下記の国で有効 |
Versicherungsschutz besteht für… | 補償対象国一覧 | 欧州および一部の周辺国(詳細省略可) |
Deckung bei Eigenschäden | 自損事故に対する補償 | |
Erweiterter Mietwagenschutz im Ausland | 海外でのレンタカー補償拡張 | |
CO2-Kompensation | CO2排出の相殺 | 環境保護の観点から |
Schutzbrief | ロードサービス付き補償 | JAFのようなサービス含む |
Fahrerschutz | ドライバー保護 | 運転者自身の補償 |
Kasko-Leistungen | 車両保険の補償内容 | |
Deckung bei grober Fahrlässigkeit | 重過失の場合の補償 | 一部の重過失(例:飲酒運転)は除外 |
Erstattung Neupreis | 新車価格の補償 | 新車購入直後の事故等 |
Erstattung Kaufpreis | 購入価格の補償 | 中古車購入時など |
Erweiterte Deckung bei Tierschäden | 動物による損害の拡張補償 | あらゆる動物が対象 |
Deckung bei Tierbiss | 動物の噛みつきに対する補償 | 後遺障害などの二次被害は含まない |
Absicherung von Sonderausstattung | 特別装備の補償 | ナビ、アルミホイールなど |
Freie Werkstattwahl | 修理工場の自由な選択 | |
Mietwagen bei Reparatur | 修理期間中の無料代車(最大14日間) | |
Ersatz alter Teile durch neue… | 古い部品を無償で新品に交換 | |
Erweiterte Deckung von Elementarschäden | 自然災害による拡張補償 | 雪崩、地震、地滑りなど |
Brand und Explosion | 火災・爆発 | |
Diebstahl und Raub | 盗難・強盗 | |
Elementarschaden-Deckung | 自然災害補償(嵐、雹、雷、水害) | |
Glasbruchschaden | ガラス破損補償 | |
Wildschaden-Deckung (Haarwild) | 野生動物(毛のある動物)による損害補償 | |
Vandalismus und mutwillige… | 故意による破壊行為への補償 | |
Selbst verschuldete Schäden… | 自己責任による自己の車の損害 | |
Weitere Leistungen | その他の追加サービス | |
Austausch der Umweltplaketten… | ガラス破損時の環境ステッカー交換 | 提携工場での修理時 |
Verzicht auf Selbstbeteiligung… | フロントガラス修理時の自己負担免除(交換除く) | 提携工場での修理に限る |
Übernahme weiterer Kosten… | 損害時のその他費用の補償(冷却液等) | |
Elektro-Leistungen | 電気自動車向け補償 | |
Erweiterter Akkuschutz | バッテリーの拡張補償 | 破損、喪失、全損など |
Annahmequote | 引き受け率 | 過去1年で85%以上契約成立、信用情報に不安があっても可 |
Bereitstellung der Vertragsdokumente | 契約書類の提供 | オンラインで確認可能 |
Service-Hotline | 無料カスタマー・事故ホットライン | 24時間対応 |
あとは支払い情報などを入力して、保険を購入するだけ
その後は「Zum Antrag」に移って、個人情報・支払い情報などを入れていきましょう。
最初の質問の時に入力したものは、既にこちらのフォームに記入されているものも多いです。
まとめ:ドイツでお得な自動車保険を探すならTarifcheck一択!
- ドイツで車を購入したあとに、車の登録をおこなうには、自動車保険の加入が必須
- ドイツは日本以上に自動車保険プランが豊富で自分にあったプランを探すのが大変
- 普段買い物でしか車を使わない人、通勤で毎日使う人、よく週末に車で旅行する人など、使い方によって一番お得なプランが異なるので、プランの比較はとても大事!
- Tarifcheck(タリフチェック)というドイツ最大手の比較サイトを使えば、自分に一番あったお得なプランが探せる
- Tarifcheckは他社より聞かれる情報が多く、答えるのが少し大変だけど、その分、自分にぴったり合うもっともお得なプランを提案してもらえるので、結果的に大幅な保険料節約になる
いかがでしたか?
ドイツで自動車を買ったら絶対に必要な保険ですが、「Tarifcheck(タリフチェック)」などの比較サイトをうまく使うことで、自分にぴったりなプランを見つけることができますよ。
