
ドイツに来たけど、どこの銀行口座を作るのが一番いいのかな?

銀行がたくさんあって悩みますよね。でも、安心してください!
2025年の最新情報を踏まえ、もっともおすすめな銀行を紹介しますね。
ドイツに着いたら、まずやる必要があるのが、銀行口座を開くこと。
給料の受け取りや、家賃の支払いなどで必要ですね。
でも、ドイツには銀行の種類がたくさんあって、どれが一番良いのかわかりにくいですよね。
今インターネット上にあがっている日本語の情報は古いものが多く、口座維持費用無料と書いてあったのが、実は有料になっているのもあるので、注意が必要です。
結論を先に言います!
現在、ドイツの銀行口座で一番おすすめなのが、
です!
この銀行は、口座維持費が無条件で無料で、他行に比べて年利が高いので、もし今、これ以外の銀行をドイツで使っている方も、口座の乗り換えをおすすめします。
詳しく説明しますね。
ドイツでおすすめの銀行はどれ?ベスト5を発表!
ドイツおすすめ銀行口座は「N26銀行」と「C24銀行」の2つ!
早速ランキングをみていきましょう!
- 1位 N26銀行 【おすすめ!】
- 2位 C24銀行 【おすすめ!】
- 3位 DKB銀行(デーカーベー)【おすすめ!】
- 4位 Comdirect銀行(コムディレクト)
- 5位 Comerzbank銀行(コメルツバンク)
- 番外編 vivid銀行(ビビッド) ※住民登録がまだの方

今回、比較のために10以上の銀行を検討しました。ここにあげた5つの銀行は、その上位5つ。
ランキング外となった他の銀行には、Deutsche Bank、Berliner Volksbankなどのメガバンクから、Revolut、moneseなどのネオバンク、そしてPostbank、1822direkt、Santander、ING、Norisbankなどが含まれています。
ドイツでのおすすめ銀行口座の比較:N26銀行、C24銀行、DKB銀行
項目 | N26銀行 | C24銀行 | DKB銀行 |
---|---|---|---|
口座維持費 | 無条件で無料 (Standard口座のみ) | 無条件で無料 | 条件付きで無料 (条件は比較的簡単) |
ATM引き出し (ドイツ国内) | 月3回まで無料 | 月5回まで無料 | 提携ATMで何回でも無料 |
金利 (変動あり) | 0.75%〜 (Standard、 Instant Saving口座) | 2.0% | なし |
英語対応 | 完全英語対応 | ドイツ語のみ | ドイツ語のみ (アプリは英語対応あり) |
口座の開設しやすさ | 簡単 | 開設は簡単 (申請がドイツ語だけなのがやや大変) | 審査がやや厳しい (申請がドイツ語だけなのもやや大変) |
おすすめの人 | 英語で簡単に使いたい人、海外でも使いたい人 | 利息重視な人、完全無料で家計管理したい人 | ATMを頻繁に利用する人、長期滞在・安定した銀行口座を持ちたい人 |
公式サイト | 公式サイトをみてみる | 公式サイトをみてみる | 公式サイトをみてみる |

この3つの中から選んでおけば、間違いなしです!
ドイツで銀行口座をつくるときに重視すること
今回のランキングを作るにあたって、以下の点を重視しています。
- 口座維持費が無料か(一番大事!)
- 無料ATMの引き出し回数が多いか
- 使えるATMの多いか
- Giroカードの発行・月額料金が無料か
- 銀行口座が開設しやすいか
ドイツの銀行口座は、とくにメガバンクでは口座維持費がかかることが多いです。
それほど大きい額ではありませんが、長年ドイツにいるとなると、その金額も大きくなってしまいます。
なので、口座維持費がかからないネット銀行を作るのがおすすめですよ。
あとは、最近の銀行の中には、ATMの無料利用回数が少ないことがあるので、ATMでお金をよく下ろす方は、この数にも注意しましょう。
この中で「Giroカード」と言葉は、はじめて聞く方もいるかもしれません。Giroカードとは、簡単に言えば、ドイツで作られたデビットカードのこと。とくにコロナ禍以降、ドイツではVISAやMasterのデビットカード・クレジットカードを使えるお店が急増したので、カードが使えなくて困るということは非常に少ないです。ただ、個人でやっている商店やレストランでは、VISAやMasterのカードは使えないけれど、Giroカードなら使えるという店も、数は減ってきていますが、まだあります。なので、Giroカードは無料で持てるなら、持っておいて損はないですが、マストではないと思います。
ドイツでおすすめ銀行口座 1位:N26銀行

- おすすめな方:ドイツ滞在のすべての方(とくに、来たばかりの方)
- 年利:0.75%〜(プランによりさらに高くなる)
- 口座維持費:無条件で無料
- 1ヶ月のATM無料利用回数:3回(その後は有料)
- 使えるATMの数:多い
- Giroカード:なし(デビットカードは無料)
- 銀行口座の開設しやすさ:しやすい
N26銀行の特徴とメリット
N26銀行はドイツ発のネット銀行で、世界中で人気。
英語に完全対応しているので、ドイツ語が苦手な方には超オススメです。
アプリも非常に使いやすくて人気。
N26銀行のメリットは、無料のスタンダードプランでも、年利が0.75%*と高いこと。
つまり、口座にお金を入れているだけで、どんどんお金が増えていきます。
少しでも多くの年利がほしい方は、駐在員の方であっても、N26銀行が絶対オススメ!
そして、2つ目のメリットが、ドイツ国外にも進出しているので、銀行口座の開設が、すべて英語で完結するようになっていること。
C24銀行はとても良い銀行ですが、ドイツ語だけなので、ドイツ語が苦手な人にとって、開設手続きがやや大変になります。
その点、N26銀行の口座開設は、案内に従うだけで簡単に作れますよ。
*ただし、Instant Savings口座という無料口座に入れる必要があります。また、年利は記事公開時点のもので、最新の年利はホームページをご確認ください。
N26銀行のデメリット
N26銀行にはデメリットもあります。
1つ目が、今回取り上げた5つの銀行の中で、唯一Giroカードが発行できないこと。
ただ、ドイツではVISAもMasterはどこでも使えるので、Giroカードがなくてもまったく心配ありません。
(その分、多少、現金を多めにもっていた方が安心ですが)
2つ目が、物理的なデビットカードの発行手数料にお金がかかること。
N26銀行では、無料でMasterのデビットカードを発行できますが、それはバーチャルカードです。
そのため、デビットカードを使うには、NFC機能(日本でいう「おサイフケータイ」)がついている、スマートフォンである必要があります。
iPhoneなら、iPhone7(2016年発売)以降の機種には対応しています。
Androidのスマホでも、最近のものであれば、大体対応しています。
ATMでお金を下ろすときは、NFCに対応したATMを使うことになります。
NFC対応のATMは最近は増えているので、基本的には大丈夫だと思います。
もし、NFC機能がついていないスマホの場合、物理的なデビットカードを発行することになります。
それが、1枚につき10€かかります。
(もちろん、デビットカードの月額利用料金などはゼロです)
N26銀行をメイン銀行として使う場合は、物理的なデビットカードを作っておいた方がよいかもしれません。
ただ、C24銀行のサブ口座としてN26銀行を使う場合は、物理カードを作らなくても良いと思います。
N26銀行のデメリットを2つあげましたが、どちらも大きなデメリットではないです。
N26銀行だと簡単にドイツの銀行口座がつくれるので、ドイツ語が苦手という方は、こちらを作るのがおすすめ!
ドイツでおすすめ銀行口座 2位:C24銀行

- おすすめな方:ドイツ滞在のすべての方
- 年利:1.0%
- 口座維持費:無条件で無料
- 1ヶ月のATM無料利用回数:5回
- 使えるATMの数:多い
- Giroカード:無料
- 銀行口座の開設しやすさ:しやすい
C24銀行の特徴とメリット
駐在・留学・ワーホリ、すべてのタイプのドイツに滞在する方におすすめの銀行は「C24銀行」です。
C24銀行はネット銀行で、日本で言えば、楽天銀行のような感じです。
ドイツの大手金融サイトなどでも、C24銀行が一番と推されていることが多く、金融・経済に強いドイツ人にとっては使っていて当然の銀行口座となっています。
親会社は、ドイツ版「価格.com」のような商品比較サイト「Check 24」で、ドイツでも大人気です。
その最大のメリットは、口座維持費が無条件で無料であること。
この点は、銀行口座を作るにあたって、一番重視した方が良いと思います。
中には条件付き(例えば、毎月700€の入金がある、など)で無料になる銀行も多いですが、やはり、無条件で0円であることが望ましいです。
ドイツのすべての銀行の中で、無条件で口座を無料で維持できるのはC24銀行かN26銀行だけ。
そのため、このどちらか1つの銀行口座を使っておけば間違いないです。
C24銀行とN26銀行の最大の違いは、C24銀行が「Giroカード」が無料で発行できること。
これがC24銀行の2つ目のメリットになります。
その他のメリットとして、1ヶ月のATM無料利用回数が5回であり、利用できるATMの数も多いことなどもあります。
そして、別の大きなメリットは、年利が高いことがあげられます。
日本では最近、メガバンクの年利が0.02%に上がったことで話題になっていましたね。
でも、C24銀行の年利は、なんと1.0%!
新しくできたネット銀行ということもあり、年利の高さは1つのセールスポイントですね。
つまり、日本の預金口座にたくさんのお金を入れておいたところで増えないので、ドイツに来たら、できるだけ早く、このC24銀行の口座にお金を移し、年利を得るのが絶対にお得です。
日本の銀行口座からドイツの銀行口座にお金を移すときは、このブログでも何度も紹介している「Wise」という業界最安の海外送金サービスを使いましょうね。
C24銀行のデメリット
そんな最強のC24銀行ですが、実は、デメリットが1つだけあります。
それが、現在、サイト・アプリがドイツ語にしか対応していないこと。
(この点が、日本の方にはかなり大変なので、おすすめランキング2位とさせていただきました)
でも、心配ご無用!
銀行口座の開設方法については、ドイツ語の日本語訳も含めて、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね!
ドイツでおすすめ銀行口座 3位:DKB銀行

- 口座維持費:条件つきで無料
- 1ヶ月のATM無料利用回数:無制限
- 使えるATMの数:多い
- Giroカード:あり(ただし有料)
- 銀行口座の開設しやすさ:やや難しい
DKBの特徴とメリット
「DKB(デーカーベー)」は、ドイツで人気ナンバーワンのネット銀行です。
メガバンクに比べて、圧倒的に安い手数料によって、現在のドイツの銀行業界でも非常に高い評価を得ています。
最大のメリットがATMを無料で何度でも使うことができ、使えるATMも非常に多いこと。
そのため、手数料の安さと銀行の安定感のバランスが優れていて、ドイツでも非常に人気があります。
DKBのデメリット
メリットだけをみると、DKBはおすすめの1位か2位でもおかしくないです。
実際、私の周りのドイツの方は、DKBを使っている方が非常に多いです。
1つ目のデメリットが、口座維持費の無料条件が条件付きのこと。条件は以下の2つのどちらかです。
- 月間700ユーロ以上の定期的な入金がある場合
- 28歳未満の口座所有者
ただ、給料の受け取り口座などに設定すれば、この条件は簡単に達成できそうですね!
2つ目のデメリットが、上の2つに比べると審査がやや厳しいこと。
3つ目のデメリットが、Giroカードを使う場合、毎月の利用料が発生すること。
ただ、デビットカードは無料で発行でき、それを使って、お金の引き出しが可能です。
ドイツでおすすめしない他の銀行とその理由
今回取り上げなかったドイツの主要な銀行について、それぞれの特徴と、あまりおすすめしない理由もあげておきますね。
銀行名 | おすすめしない理由 |
---|---|
Comdirect(コムディレクト銀行) | ランキング4位。全体的なバランスは良いけれど、口座維持費が条件付き無料で、ATM無料引き出し回数が少なめ。 |
Commerzbank(コメルツ銀行) | ランキング5位。ドイツのメガバンクの中では一番おすすめ。ATM無料利用回数が無制限なのが嬉しい。 |
Deutsche Bank(ドイチェ銀行) | ドイツ最大手。ただ、口座維持費が高く、オンラインバンキングがやや古め。英語対応も限定的で、外国人には不親切な面がある。 |
Postbank(ポストバンク) | 支店型で手続き方法がやや古い。アプリの評判も悪く、デジタル化が遅れていて、手数料も割高。 |
Berliner Volksbank(ベルリナーフォルクスバンク) | 地域限定の制約が多く、外国人への英語サポートが不十分。支店での対応が前提となる場面も多い。 |
Santander(サンタンデール) | スペイン系の銀行で、ドイツ国内でのサポートが限定的。英語対応も弱く、アプリの評価も安定しない。 |
ING(イーエヌジー) | 条件付きで無料だが、最低入金額などの制限がある。アプリが不安定で、ドイツ語対応が中心。 |
1822direkt(1822ダイレクト) | フランクフルトのSparkasse系で、サポートもドイツ語のみ。外国人には難易度が高い。 |
Norisbank(ノリスバンク) | Deutsche Bank傘下。サービスが旧式でアプリも使いづらい。完全オンライン型だが、英語サポートなし。 |
Revolut(レボリュート) | 送金目的なら超オススメ!ただ、ドイツの正式な銀行ライセンスがなく、給与受取や公共手続きには不向き。 |
monese(モニーズ) | イギリス系のネオバンク。ドイツ国内の対応が限定的で、SEPA振込など一部サービスに制限あり。 |
番外編:住所登録がない方、PostIdentができない方向けの銀行口座
ドイツに来たばかりで、住民登録(Anmeldung)が終わっておらず、大きな銀行での本人確認手続きがおこなえない方も多いと思います。
それでも、ワーホリの方などは、給料の受取口座のために、銀行口座を作ろうと困っている方もいると思います。
そんな方には、「vivid(ビビッド)」か「Wise(ワイズ)」が絶対おすすめ!
Vividは住民登録もPostIdentも不要でドイツIBANがゲットできる

「vivid(ビビッド)」はドイツのフィンテック企業が提供するモバイルバンクで、ドイツの銀行口座がスマホだけで簡単に作れます。
以下の特徴が特に魅力です。
- ドイツ語だけでなく、英語にも対応
- 口座開設時の本人確認はビデオ通話(VideoIdent)ででき、約10分で手続き終了
- ドイツ(DE)IBANが発行されるため、給与振込や家賃支払い、税金還付にも対応可能
- 日本のパスポートで本人確認ができる
- 住民登録(Anmeldung)の書類は基本的に不要
- ただし、書類が登録住所に送られるため、ドイツ国内の受け取り住所は必要
このような特徴があるため、ドイツに来たばかりの日本人にとって、一番手軽に始められる銀行であると言えます。
Wise:ユーロ含め様々な通貨での送金・受け取りが可能で、海外在住者にはマスト
あとは、このブログ読者なら、すでにご存じだと思いますが、Wiseもおすすめです。
Wiseでは、ユーロなど複数の通貨を受け取る口座もついています。
そのため、誰かからユーロを受け取るためだけに口座が必要なら、Wiseだけで十分ですし、もちろんドイツの銀行口座にも問題なく送金もできます。
ただし、ドイツのIBANではないため、給料の受け取りには使えない場合もあるのでご注意ください。
とはいえ、銀行口座とは使わないとしても、日本からドイツ、ドイツから日本への送金は、Wiseが最安なので、絶対に作っておきましょう。
まとめ:ドイツでおすすめ銀行口座はN26銀行とC24銀行!
いかがでしたか?
今回の記事では、ドイツでおすすめの銀行口座について紹介しました。
現在、ドイツで一番勢いがあり、人気もあるのが「N26銀行」と「C24銀行」というネット銀行でした。
他の銀行に比べてメリットが多いので、ぜひこの機会に口座開設してみてくさいね。
C24の日本一詳しい口座開設法はこちら!
最後に、今回の記事の内容をまとめておきますね。