ドイツへ来たばかりのとき、銀行選びで一番大切なのは「一番お得な銀行を選ぶこと」ではありません。
今持っている書類で、まず1つ使える口座を確保することです。

最初の銀行を一生使う必要はないですよ。まず給与受取や引き落としに使える口座を1つ作って、滞在許可証などが揃ったらC24などへ乗り換えればOKです。
結論:あなたならこの方法
| 状況 | 最初に試す方法 |
|---|---|
| 英語でオンライン完結したい | N26の本人確認を試す |
| N26の本人確認が通らない | 支店のある銀行へ対面相談 |
| まだ口座開設前だが、日本から資金を移したい | Wiseをつなぎに使う |
| 通常口座を繰り返し断られる | Basiskonto(基本口座)を申請 |
| 滞在許可証などが揃っている | 最初からC24も検討 |
まずAnmeldungを済ませる
銀行を先に作ろうとして詰まる人がいますが、まず住居を確保しAnmeldungを済ませる方がスムーズです。
銀行によっては住所証明を求めます。
方法1:英語でオンライン完結したいならN26
N26 Standardは口座維持費0€で、アプリとサポートを英語で利用できます。
- 口座維持費:0€
- 無料Virtual Mastercard
- Euro圏ATM無料:月2回
- 物理カード:10€の一度払い
- 英語チャットサポート
ドイツ語に不安がある日本人にはかなり使いやすい銀行です。
ただし重要なのが、本人確認に使える書類が国籍・居住国によって異なることです。
N26公式も、アプリに表示される対象書類で本人確認できない場合、その時点では口座を提供できないと案内しています。
つまり「日本のパスポートがあれば必ず開設できる」とは言えません。
方法2:オンライン本人確認で止まったら支店型銀行へ
N26等の本人確認で何度も止まるなら、同じ方法を繰り返すより、Sparkasseなど支店のある銀行へ相談する方が早いことがあります。
メリットは、
- パスポート・滞在許可証・住民登録証明などを直接見せられる
- 不足書類をその場で確認できる
- 本人確認を対面で進められる
ことです。
口座維持費がかかる場合でも、最初の口座として数か月使うだけなら問題ありません。
必要書類が揃ったあと、無料銀行へ乗り換えればいいからです。
方法3:銀行ができるまで日本のお金を動かすならWise
銀行口座完成までの資金移動にはWiseが便利です。
- 日本円からユーロへ両替
- 日本からドイツへ送金
- 家賃・デポジットなどの送金
一方、WiseはC24やN26と同じ「ドイツのメインGirokonto」としてランキングするサービスではありません。
Wise=日本⇔ドイツの資金移動、ドイツ銀行=給与・家賃・日常の引落しと役割を分けるのがおすすめです。
EUのIBANならドイツIBANでなくてもSEPAでは使える
すでに別のEU加盟国のSEPA口座を持っている場合、ドイツIBANでないという理由だけでSEPA送金・口座引落しを拒否することはEUで禁止されています。
これをIBAN discriminationと呼びます。
ただし実務では、ドイツの銀行口座を持っている方が各種サービスの登録がスムーズなことが多いので、長期生活なら1つ持っておくのがおすすめです。
どうしても開設できない場合:Basiskonto
ドイツにはBasiskonto(基本口座)制度があります。
BaFinによると、EU域内に合法的に滞在し、ドイツに別の決済口座を持っていない消費者には、原則として基本口座を持つ権利があります。
基本口座では、
- 入金・出金
- 振込
- 口座引落し
- Debitカード決済
などができます。
通常口座を何度も断られて生活に支障が出ているなら、銀行で「Basiskonto nach dem ZKG」として申請してください。
最初の銀行に必要になりやすい書類
- パスポート
- ドイツの住所
- Meldebescheinigung(求められる場合)
- 滞在許可証(銀行・国籍による)
- ドイツの電話番号
- Steuer-ID(後日追加できる銀行もある)
必要書類は銀行ごとに違います。
最初の銀行ができたら、いつ乗り換える?
次の条件が揃った時点で「おすすめ銀行」の比較へ進んで構いません。
- カード型滞在許可証が発行された
- Steuer-IDが分かる
- ドイツ住所が長期的に確定した
- 給与・家賃・光熱費などの支払いを移せる
この段階では、C24、N26、BBVA、DKBなどから長期メイン口座を選びます。

