
夫の海外赴任が決まって、ドイツに行くことになったけど、ドイツって英語通じるのかな?英語も勉強しておいた方がいいのかな?

ドイツで英語は使えるのでご心配なく!
英会話能力はすぐに伸びるものではないので、ドイツ行きが決まったのなら、すぐにでも勉強をはじめるのがおすすめですよ。
ドイツでは英語は問題なく通じます!
なので、もしこれからドイツ旅行をされる方は、ご心配なく。
もし、ドイツに留学・ワーホリ・駐在される予定の方は、ドイツ語学習より先に、英語学習がおすすめです。
この記事では、アメリカ留学と、アメリカ・シンガポール・ドイツで海外勤務経験のある私が、ドイツで生きぬいていくための英語学習法を伝授します。
具体的には、「ネイティブキャンプ」か「DMM英会話」を使って、毎日たった10分だけ英会話をする学習法です。
とはいっても、この学習法は私のオリジナルではなく、SLA理論に基づいた、科学的な学習方法を紹介するだけですが・・・。
詳しく説明させていただきますね。
- ドイツでは問題なく英語が通じること
- 効率的な英語学習法は30年前に既に確立していること
- 効率的な英語学習をやるためのおすすめオンライン英会話教室
ドイツ駐在・ワーホリ・留学のために英語学習がおすすめ
ドイツでは問題なく英語が通じます!
まず、ドイツで、どれぐらい英語が通じるかについて確認しましょう。
私たちが普段行くようなところ(レストラン、カフェ、スーパー、駅、バス、観光地など)であれば、ドイツの方は問題なく英語を話してくれるので、心配ないですよ。
とくに若者であれば、ほぼほぼ英語をしゃべってくれます。
ただ、シニア層は英語を話せないことが多いです。
個人商店のようなところに行くと、しゃべれない率がやや高まりますが、それでもコミュニケーションをとるには十分の英語を話していただけます。
ドイツでは英語を勉強するべき?それともドイツ語?
ドイツで英語が問題なく通じるなら、駐在、ワーホリ、留学などでドイツに来るとき、まずは英語を勉強するか、あるいは、ドイツ語から勉強するべきか、悩みますよね。
「ドイツ語を今学んでも、日本に帰ったときにあまり使えないかもしれないしな・・・」
そう思う方が多いと思います。
なので、もし、英語もドイツ語も同じぐらいできないというのであれば、まずは英語学習からはじめる方がおすすめ。
というのも、私たちは子どもの頃から、一応、英語学習は続けており、どのような人であっても最低限の英語の基礎があるから。
それに比べると、ドイツ語の基礎はほぼゼロですよね。
大学時代に第二外国語でドイツ語を選んでいたとしても、ほぼ忘れていると思います。(私もそうでした。笑)
ドイツ語と英語はかなり近い部分があります。
なので、英語をある程度、勉強した上で、ドイツ語学習に移る方が、ドイツ語を勉強する上でも効率的ですよ。
もし駐在で行かれるなら、なおさら、まず英語を学ぶべき。
駐在は3〜6年はありますので、最初の1年は英語学習を主にやり、英語での日常会話が問題なくできるようになって、ドイツ語学習に移っても、全然遅くないですよ。
海外勤務経験者が伝授!もっとも効率的な英語学習法
SLA理論にもとづいた3つの重要ポイント
では、どうやって英語を勉強していけばいいでしょうか?
効率的な英語学習法なんてあるのでしょうか?
実は、あります。
そして、その方法は、30年ほど前にすでに確立されています。
その効率的な英語学習法とは、
- 明確な目標を設定する
- 毎日少しずつやる
- アウトプットを意識する
の3つだけ。
学問の世界ではすでに、人がどのように第二言語を学んでいくかについて、言語学、心理学、神経科学などのアプローチでたくさん研究されてきました。
この学問分野は「SLA」(Second Language Acquisition)と呼ばれ、「第二言語習得」という意味です。
私たちにとっては、日本語が第一言語で、第二言語が英語ですね。
つまり、もっとも効率的な英語学習法とは、SLA理論に基づいた方法なんです。
SLA理論をもっと知りたい方は、日本での第一人者である白井恭弘先生(ケース・ウェスタン・リザーブ大学教授)の本がおすすめ。
ベストセラーとなった『英語はもっと科学的に学習しよう』という本は、今ならAmazon「Kindle Unlimited」で無料で読めるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1つずつ詳しくみていきましょう。
ポイント1:明確な目標を設定する
1つ目は「明確な目標を設定する」こと。
私たちは、これまで学校でたくさん英語学習をしてきましたよね?
でも、正直なところ、英語を学ぶ明確な目標や動機はなかったですよね。
本来、英語とは外国の人とコミュニケーションをとるためのツールです。
でも、日本では外国の人とコミュニケーションをとる機会が少ないので、実際に学んだ英語を使う場面が少ないんです。
そうすると、英語は大事だから勉強しておいた方がいいといわれても、「そもそも、日本では英語はほとんど使わないのに、なんでしなくちゃいけないの?」と思ってしまいすよね。
なので、SLA理論にもとづけば、私たちが今までの英語学習をうまく出来ていなかった背景には、英語を学ぶ明確な目標がなかったことが大きかったんですよね。
でも、今回は、みなさんは駐在・ワーホリ・留学などの理由で、ドイツという外国に行く必要性が生まれています。
ドイツで仕事をしていく上で、英語がしゃべれないと、仕事を失ってしまうかもしれません。
ドイツで生活していく上で、英語がしゃべれないと、自分の希望が通らなかったりと、不利益を受ける可能性が高まります。
つまり、ドイツで「仕事を失わない」「生活で不利益を受けない」という明確な目標のために、英語学習が必要になっているんです。
これほどまでに明確な目標は、日本にいるとなかなか得られませんよね。
なので、SLA理論を踏まえれば、今が英語学習をはじめるのに、ベストな良いタイミングなんです。
ポイント2:毎日少しずつやる
2つ目が「毎日少しずつやる」こと。
みなさんは、英語を学習するときに、
- 1週間に1回、70分の授業
- 1週間に毎日1回、10分ずつの授業
では、どちらの方が、効果的だと思います?
正解は「1週間に毎日1回、10分ずつの授業」の方。
実は、これもすでにSLA理論の研究者によって科学的に証明されているんです。
これまでの私たちの勉強法は、「1週間に1回、70分の授業」のようなタイプでしたよね。
それは、非常に効率が悪い勉強法だったんですね。
もちろん、語学学習では毎日少しずつが有効ですが、違う科目の学習では必ずしもそうではないので、学校でこのような学習方法だったのはしょうがないです。
ただ、今は自分の好きなように、英語の勉強をする時間がとれますよね。
SLA理論にもとづくと、これから効率的に英語を勉強していくためには、1週間に同じ時間を使うとしても、1週間に1回よりは、できるだけ複数に分けて勉強するようにしましょう。
ポイント3:アウトプットを意識する
3つ目が「アウトプットを意識する」こと。
アウトプットの反対の言葉は、インプットですね。
私たちは子どもの頃から、英語をたくさんインプットをしてきました。
たとえば、英単語や文法を覚えること。
大人になってからの英語学習も、その延長でやってきましたよね。
私もよく、Duolingoを使って英単語を覚えたり、Netflixのドラマをみて、英語能力を高めようとしてきました。
もちろん、インプットはとても大事。
英語を使う中で、文法や語彙力は基礎体力だからです。
ただ、これまでの私たちの英語学習では、あまりにもインプットに時間を使いすぎていて、アウトプットが圧倒的に足りていなかったんです。
英会話上達のために一番大事なのは、Netflixで英会話を聞くことよりも、とにかく自分が話してみること。
アウトプットが重要なんです。
考えてみてください。
私たちはこれまで、何千時間と英語学習に時間をかけてきましたよね。
では、実際のところ、私たちが今までの人生で英語を「話した」時間はどれくらいだったでしょうか?
もしかすると、1時間にも達しないかもしれません。
それだけアウトプットに時間をかけてないと、英語をしゃべることができなくて当然です。
それは、みなさんの能力が低かったからでは、絶対にないです。
ただ、この時間を、10時間、20時間、50時間、100時間と増やしていけば、英語を話した時間に比例して、誰でも絶対に英語を話す能力が伸びます。
実際、私も英会話能力が格段に伸びたのは、アメリカに住んでいたときの、イタリア、ドイツ、韓国、台湾などのルームメイトたちと、日々、少しずつ会話をしていたからでした。
これから英語を勉強していく上で、アウトプットの時間を増やせば増やすだけ、誰でも絶対に英会話の能力は伸びるということだけは、みなさんに知っておいてほしいです。
SLA理論にもとづいて、オンライン英会話教室を利用する
まずは平日5日間、1回10分を継続することからはじめよう
以上のことから、英会話学習を効率的に進めるには、SLA理論に基づいて進めるのが重要だとわかりましたね。
つまり、1週間に1回たくさんやるのではなく、とにかく小さく分けて、継続してアウトプットしていきましょう。
もちろん、会社員の方は、平日の仕事が忙しくて、土日にまとめて英語を勉強したいと思う方が多いと思います。
その気持ち、とてもよくわかります。
仕事から帰ってきて、英語を勉強する時間はなかなかとれませんよね。
でも、SLA理論に基づくと、それはとても効率が悪い勉強法で、正直、非常にもったいないです。
みなさん、色々な事情があると思いますので、1週間に7回は難しいかもしれません。
なので、まず、平日の5日間、1回につき10分、英語を話すようにしてみましょう。
おそらく、最初は「10分では全然足りないな」と感じる方が多いと思います。
ただ、いきなり時間を増やすのは、絶対ダメ。
もし毎日10分を1ヶ月続けられたなら、その時間を15分に延ばしてください。
英語学習のモチベーションが高まっている時は、ついつい1回の授業時間を長くしてしまいますが、それは逆効果になります。
英語を流ちょうに話せる人にとっても、60分ずっと話すのは無理です。
私たちが、日本語で60分話してといわれても大変ですよね。
これは筋トレなどと同じですが、とにかく、自分にかかる負荷を少しずつ上げていくことが大事です。
そうすれば、三日坊主で終わらずに、長く続けることができます。
いきなり大きな負荷をかけると、体が拒否反応を起こして、長続きしなくなってしまうんですよね。。
「毎日少しずつ」ができる、オンライン英会話教室の3条件
では、「毎日少しずつ」の英語学習を実現するためには、何を基準として、オンライン英会話教室を選ぶべきでしょうか?
それには3つの条件があります。
1つ目が、マンツーマンレッスンであること。
グループレッスンにすると、みなさんついつい遠慮してしまい、十分にしゃべる時間がとれません。
そうすると、毎日10分というのが出来なくなります。
2つ目が、1ヶ月授業が受け放題であること。
オンライン英会話教室の多くのプランでは、1ヶ月に何回まで、といった回数制限があります。
それでは、「毎日少しずつ」ができないですよね。
そのため、1ヶ月受け放題のような英会話教室がベストです。
3つ目が、料金が安いことです。
英会話能力を上げるには、とにかく継続が大事。
なので、1ヶ月だけでなく、3ヶ月、6ヶ月、1年と続けていくために、コストが低い必要がありますよね。
もちろん、お金に余裕がある方(あるいは会社から経済的支援がある方)なら、料金を気にせずに選んで大丈夫です。
でも、もしコストが高い英会話教室を選んだことで、毎日の英語学習ができなくなるなら、本末転倒です。
必ず受け放題のところを選ぶようにしましょうね。
おすすめオンライン英会話教室 2選
「毎日少しずつ」ができるのは「ネイティブキャンプ」と「DMM英会話」だけ!
今は、英語学習のためには、とても良い時代になりました。
少し前のオンライン英会話教室では、1ヶ月4回までといった回数制限があるものがほとんどでした。
これでは、SLA理論に基づいた英語学習はできません。
でも、今はサブスク全盛時代。
オンライン英会話教室も1ヶ月受け放題といったプランが増えたんです。
軽く調べただけでも、10社以上が受け放題プランを提供していました。
受け放題プランは、SLA理論にもとづいた「毎日少しずつ」という勉強法にぴったりですよね。
ただ、そのほとんどは、値段が非常に高かったり、色々な教材を一緒に買わされたりするもので、正直、全然おすすめできません。
その中で、値段も安く、受講者中心の学習ができるのが、2つだけありました。それがこちら。
- 月額料金:7900円
- 授業時間:25分まで
- 無料トライアル:最初の2回
- メリット:事前に予約ができる
- デメリット:ファミリープランはない
- キャンペーン情報(2023年11月現在):初月、3950円
「ネイティブキャンプ」と「DMM英会話」の違いは予約が可能かどうか
値段だけみると、「ネイティブキャンプ」がいいですね。
ただ、「ネイティブキャンプ」が事前予約ができないというデメリットが。
つまり、当日そのときに空いている講師から、授業を選ぶことになります。
なので、
という基準で決めると良いと思います。
どちらでもいいなら、まず「ネイティブキャンプ」を7日間無料トライアルを試しましょう。
次に、「DMM英会話」を2回無料トライアルを試しましょう。
その後、どちらにするか決めるのがおすすめ。
無料トライアル期間中なら、少し試してみて、合わないと思ったらすぐにやめられるので安心ですね。
なお、それぞれ細かい違いは他にもあるんですが、これ以上の説明は控えます。
というのも、「毎日少しずつ」という、SLA理論に基づいた英語学習法では、今回注目したポイント以外はまったく重要ではないから。
あとは、本当にもうやるだけなんです。
オンライン英会話の申し込みは5分でできます。
そのあと、すぐに10分だけ試してみてください。
今日、15分の時間を作れないのであれば、残念ながら、「毎日少しずつ」という効率的な学習方法は使えません。
その場合は、効率が悪くなってしまいますが、週に数回、まとまった時間で勉強していくしかないです。

まとめ:「今日」から毎日少しずつアウトプットしてみよう!
いかがでしたか?
今回の記事では、ドイツでは英語が通じること、ドイツに来るなら、英語を先に勉強した方が良いことを説明させていただきました。
これまでの私の英語学習を振り返ってみても、色々な勉強法を試してきました。
なかには、今になって思えば無駄だったなと思うことや、高い英語教材を買って、大失敗したこともあります。
その後、海外留学・海外勤務をはじめ、海外との関わりを10年ほど続けてきた中で、昔の自分に圧倒的に足りなかったのは「アウトプット」だったなと気づけました。
以降、日々のアウトプットを増やす中で、それに比例して、自分の英会話能力が上がるのを実感しました。
みなさんには、私のように遠回りせず、できるだけ早くこのことに気づいてほしかったので、この記事を書きました。
ドイツに行くと、まったく日本語が通じない状況下で、仕事をしたり、生活したりしていかなければなりません。
ドイツは優しい方が多いですが、それでも自分で行動を起こしたり、発言をしないと、誰も助けてくれない世界です。
大変だとは思いますが、今が一番、英語を学習するモチベーションが高まっているタイミングだと思います。
とにかく、英語が上達するには、何かをはじめる必要があります。
誰だって、みんな最初は下手な英語からはじまります。
今回紹介した2つの英会話教室は、無料トライアルができますので、まずは両方を試してみて、どちらが自分に合うか確かめてみてくださいね。
今日、10分の時間がとれないなら、今後も、効率的な英語学習法をすることはできません。
そうなると、効率が悪い英語学習をするしかなくなくなってしまいます。
ぜひ、時間を有効に使っていくためにも、今日からはじめてみてくださいね。

最後に、今回の記事の内容をまとめておきますね。