
ドイツは弁護士保険に入っている人が多いって聞いたけど、本当に必要なの?

全員に必須という保険ではありません。でも、会社・大家・交通事故などで法的トラブルになったときの弁護士費用をカバーできるので、ドイツで長く生活する人には検討する価値がありますよ。
ドイツ語でRechtsschutzversicherungと呼ばれるのが、いわゆる「弁護士保険」「法的費用保険」です。
とくに外国人にとっては、ドイツ語で会社・大家・保険会社などと争うことになった場合、弁護士に相談できる安心感はかなり大きいです。
時間がない人のために、先に結論!
- Rechtsschutzは全員必須ではない
- ただし、会社員ならBerufsrechtsschutz、賃貸ならWohn-/Mietrechtsschutz、車を運転するならVerkehrsrechtsschutzとの相性がいい
- ドイツの労働裁判1審では、勝っても原則として自分の弁護士費用は自分で払う
- 多くの保険には約3か月程度のWartezeitがある
- すでに起こっているトラブルに後から加入して使うことは基本的にできない
- Selbstbeteiligungは150〜250ユーロ程度のTarifが多い
Rechtsschutzには4つの代表的な分野がある
| 分野 | 主なトラブル | おすすめの人 |
|---|---|---|
| Privatrechtsschutz | 日常生活の契約・損害など | 幅広く備えたい人 |
| Berufsrechtsschutz | 解雇、Abmahnung、Arbeitszeugnisなど | 会社員 |
| Wohn-/Mietrechtsschutz | 家賃、Nebenkosten、敷金、大家との争い | 賃貸住宅の人 |
| Verkehrsrechtsschutz | 交通事故、違反、車関連の争い | 車を運転する人 |
会社員ならBerufsrechtsschutzが意外と重要
ドイツの労働裁判には、日本人から見ると少し驚くルールがあります。
Arbeitsgerichtの第一審では、裁判に勝った側でも、自分が雇った弁護士費用を原則として相手に請求できません。
つまり、会社との争いに勝ったとしても、弁護士費用が自腹になる可能性があります。
そのため、会社員にとってBerufsrechtsschutzはかなり分かりやすいメリットがあります。
賃貸ならMietrechtsschutzも検討
ドイツ生活では、大家やHausverwaltungとのトラブルも珍しくありません。
- Nebenkostenabrechnungがおかしい
- Kautionが返ってこない
- Mieterhöhungに納得できない
- 退去時のRenovierungをめぐる争い
こうした問題を心配する人は、Wohn-/Mietrechtsschutzが含まれているか確認しましょう。
加入前に絶対知っておきたいWartezeit

会社と揉め始めてから保険に入ってもいい?

基本的には遅いです。多くのTarifにはWartezeitがあって、トラブルの原因が保険加入後かつ待機期間後に発生している必要があります。
一般的には約3か月の待機期間が設定されることが多く、Tarifによってはさらに長い場合があります。
「問題が起きたから保険に入る」ではなく、問題がないうちに加入しておく保険と考えた方がいいです。
比較するときのポイント
- 必要なBausteinが入っているか
- Deckungssumme
- Selbstbeteiligung
- Wartezeit
- 海外での補償
- Telefonische Rechtsberatungの有無
- Mediationの補償
全部入りにすると当然高くなるので、自分に必要なリスクだけ組み合わせるのがポイントです。
まとめ:全員必須ではないが、長期滞在者には検討価値あり
Privathaftpflichtほど万人向けではありませんが、
- ドイツ企業で働いている
- 賃貸住宅に長く住む
- 車を頻繁に運転する
という人は、一度料金を比較してみる価値があります。


